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求人は遠いけど生きる事は諦めない

職安のシャッターは六時になると閉められる。どこかの職員だろうか。大きな声でその事を告げながら降ろしていく。その前にシェルターに入りたい人は並んでいる。よくは知らないが整理券をもらってはいるようだ。適当な場所に新聞紙とか雑誌が置かれている。ここは自分の場所だからと誰もいないがそれが主張しているように見えた。私はシェルターの存在は知っているし中で乾パンを配っているのも何かで読んだ記憶がある。せめてパソコンがあってインターネットが出来たらなんとかなるのにと実現不可能な事を思ったりもした。あったとしても実際どういう使い方をするかどうやってお金を稼ぐかも分からないのに。そんな夢だけは彼は持っていたいと思っていた。朝は何も食べない。せめて熱いコーヒーでも飲みたいと思うがそれもかなわない現実。風呂だって何日も入っていない事に気づく。熱い湯船に入れたら少しの間でも幸せな気持ちになれる気がした。どうすれば打開出来るのだろうか。求人は遠いな。`

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